産学協力 TNI-Industry Cooperation

 

 

 

   世界の企業がグローバル時代に直面する中、TNIは「日系企業等に時代を担う産業人材を育成する」という使命を持ち、そのための重要手段として日系企業との4段階の協力があります。(右図参照)なお、タイの地域産業拠点化に伴い、日系企業では研究・開発の拠点として、位置づける試みもみられます。TNIでは、ご寄贈いただいた設備機器をもとに、今後共同研究・開発も考えられますが、いまのところ今後の課題です。

 

・    最終的に就職で企業の具体的なニーズに合った学生を提供するのが狙いですが、それには、第1の奨学金の支援で、良い「素材」(資質)の学生に入学してもらい、企業の「日本語や英語や技術面など実際のニーズに応える能力者に理論面実践面で磨き上げ」ます。

・    そして実践面で最も意義のあるのが第2のインターンシップです。

・    第3はジョブフェアとキャリア・キャンパスで学生への就職指導と会社説明会の開催です。

・    そして第4は就職です。第一期生は100 %の就職率でした。

・    TNIでは、タイの他大学に例を見ない学生のサポートを行い、父兄からも良い評価を受けています。

 

 

インターンシップ

・    TNIは、国内外の先駆的企業350社と連携し、各専門分野に合致した現場でのインターンシップを実施しています。インターンシップを実施していただく多くの企業は日系企業で、またタイだけでなく、日本での実施もあります。

・    TNIでは通常でも、産業ニーズに合わせた実践的なカリキュラムを重視しており、その上での、このインターンシップによる日本の企業文化や企業実務体験は、その後の学生の就職観と人生に大きな影響を与えます。

 

アッカデート君(AE) トヨタTMAP-EM社で研修:

・    塗装タクトタイム(工程作業時間)短縮。(1)工程時間短縮では関連工程速度配慮などの課題も解決するなど現場で実際の仕事を習った。(2)個人の向上(責任感、安全帽・靴着用の重要性、グループで仕事をすること)に繋がった。(3)有名なトヨタ方式を習えた。

 

ティティラットさん(PE) フジ・アジア社で研修:

・       治具・取付具装着。(1)規律。(2)プロジェクト管理。(3)治具・取付具装着の知識。(4)会社の人と仲間付き合いができた。(5)金型や治具装着などは自動車産業に重要でもっと勉強したい。

・       TNIインターンシップは2種類あり、技術系はタイ語でサハキット=産学協同教育・企業研修と言い、事務系はタイ語でフクガーン=職業教育と言っています。

・       技術系学生は、4年生の4カ月間、ホスト企業で生産性向上、品質向上、ライン改善、治具装着段取り改善などのプロジェクトに取り組みます。一方、事務系学生は、3-5月の2カ月間、ホスト企業で会社全体の業務を把握し、レポートを提出します。

 

 

・      卒業生は2011年度が初めてで、集計時点の就職率は、第一期100%就職 ・第二期96.1%就職でした。会社の評価は、これからですが、卒業900人の過半が日系企業に就職しています。これら卒業生の就職企業の評価は高いようです。それは170のタイ大学の中で、産業ニーズに合致した指導がなされている。また概して、卒業生は素直で、専門力、語学力、経営基礎力、社会人基礎力の4能力の基礎はある、意欲・向上心もあるとの評価をいただいています。

・      またグローバル化を反映し、日本本社の直接雇用が増えつつあります。

・      2012年度のTNI就職希望者のうち日系企業(日系企業と取引が多いタイ企業2を含む)に働く例は56%ですが、これを、3学部に分けて見ると図1・2・3のようになります。工学部と経営学部は日系企業で働く比率は67%と63%で、さらに高まりますが、タイで日系企業そのものが少ないICT分野では、日系企業に働く情報学部卒業生は24%と少なく、また中小企業勤務が多いようです。図4の就職企業の業種を見ると、第1位は製造業です。図5のように自動車(組み立て・部品会社45社に90人が勤務)や電機・精密機器(16社31人)で働く卒業生が多く、第2位は情報・通信業(50社72人)、第3位商業(30社41人)と続きます。なお、その他(47人)は、家族経営の自営業従事者が過半で、海外遊学を含み、今後別の会社を探す可能性もありそうです。

 

 


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